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JABEE準拠教育プログラム

“学士力”修得を目指した新教育カリキュラム

 今,大学教育では「学士力」という言葉が重要なキーワードになっています.「学士」は大学を卒業した人を指し,学士力とは「大学卒業までに学生が最低限身に着けなければならない能力」を意味します.具体的には「文化,社会,自然等に関する知識・理解」,「コミュニケーション能力などの汎用的技能」,「倫理観などの態度・志向性」,「創造的思考力」など,どの学部・学科の学生であっても,卒業までに身に着けておくべき能力等のことです.社会がこのような力を備えた人材を求めていることは,諸君にも容易に想像できるのではないでしょうか.

 国は,平成21年に,学士力の確保に力を入れる大学をサポートする制度をスタートさせました.これが,全国の大学の注目を集めている「大学教育・学生支援推進事業」大学教育推進プログラムです.これに採択されると,国から特別な財政支援を受け,学生諸君により質の高い教育プログラムを提供できるようになります.初年度の平成21年度には,国立大学から168件もの応募がありましたが,採択されたのはわずか33件でした.そして,そのうちの一つが,福井大学工学部のプログラム「学士力涵養の礎となる初年次教育の充実」なのです.

 このプログラムは,工学部がこれまで真摯に取り組んできた学部教育を,特に初年時の教育に注力する取組みとしてまとめ,発展させたものです.初年次に着目する理由は,学士力の修得に最も効果が期待できるのは初年時の教育であると考えられるからです.本プログラムは初年時教育の幅と厚みを大きく拡充するための四つの取組み(†)から成り立っており,その一つが「ジェネリック・スキル教育」です.ジェネリック・スキルとは,知的活動においても,また職業生活や社会生活においても必要となる「コミュニケーション能力」,「論理的思考力」,「問題解決力」などの汎用的技能,を意味します.

 本プログラムでは,各学科のカリキュラムの中に「工学リサーチI」,「工学リサーチII」,「工学創造演習I」,「工学創造演習II」という四つの科目(ジェネリック・スキル教育科目)を想定しています.学生諸君はこれらの科目を通して,論理的思考力,問題解決力,コミュニケーション・スキルなどの汎用的技能を系統立てて獲得するとともに,自己管理力や生涯学習力を身につけます(*).実際には,ジェネリック・スキル教育科目は,各学科の専門教育科目として開講されます(大学教育入門セミナーの後半部分を充てる場合もあります).次ページに,各学科のどの科目がジェネリック・スキル教育科目に対応するのかを示します.学生諸君のジェネリック・スキル教育科目に対する積極的な取組みを期待します.

 

(†)専門基礎教育の充実,理数教育を核とした複合型高大連携の推進,ジェネリック・スキル教育の体系化,「JIBUNポートフォリオ」による自己教育の習慣形成.
(*)工学リサーチIでは,調査課題により,情報調査・統合,レポート作成,プレゼンテーションのスキルの修得を目指します.工学リサーチIIでは,実際の製品を対象とした問題解決型課題によりグループ討論を行いながら,チームワーク力,コミュニケーション力の修得を目指します.
工学創造演習I,IIでは,製品の考案・製作を目指した問題設定・解決型課題により,創造性,柔軟性,批判的思考力,時間管理力の修得を目指します(特に「工学創造演習Ⅱ」では,さらに自立性,自己管理力,計画性を加えた総合的なジェネリック・スキルの確立を目指します).

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