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生物応用化学科
生物応用化学専攻

本学の学生へ

平成20年度前期授業 改善アンケート結果に対する 各教員の改善取組報告(学生向け)

アンケート報告

(3) アンケート結果等に対して,どのような工夫・改善・学生へのフィードバックを行ったか,あるいは次年度に行いたいか,具体的にご記入ください。また,学生の意見に対する返答やメッセージをご記入ください。

(1)毎回授業の終わりに行う小テストに,「本日の授業についての意見,感想,苦情,改善提案などを書いてください.」という項目を設けている.PowerPoint中心の授業だと眠くなるという意見が多々みられるので,重要事項については一部板書も交えているが,平板に流れないように工夫したい.

2)同上に,「本日の授業内容についての質問」という項目を設けている.評価の20%を演習(小テスト)に充てているので,質問の有無も評価すると言った年は質問が多いが,今年は質問が少なかった.小テストの時間が短くて質問が書けないことも考えられるので来年は十分時間を取って,次回に質問に回答したい.

この科目は学生にとって,初めての専門科目であり,しかも,物理を高校で履修してこなかった学生にとって,初めから,何がなんだかわからないという一種の拒否反応を示す学科であることが,アンケート調査によってますます明らかになってきた.入学以来,GLPで日本語を読むことに慣れる,物理学の基礎科目の演習をする,などを通して,物理化学のための準備をしているつもりであるが,それでも,授業になじめない,少なくとも前に座っている学生が理解していることを確かめてから,次へ進もうとすると,同じ事を繰り返さないといけない.

内容をずいぶんと精選して,最低のことだけ教えることにしていても,この始末であった.「光と電気のからくり」を全員に読んでもらったように,GLPの図書として,「化学の基本法則」のような図書を用意して,「化学Ⅰ」で読んでもらうということを考えたいと思います.

内職をしながら授業に参加したいと思うときは,教室から出ていって欲しい.紫外可視,赤外,核磁気共鳴の3つの分光学について話を進めている.このうち初めの2つは実際に実験で使っている.しかし,それでもなじめないと言う人が多い.実験の題目・実験の時の操作などを大幅に取り入れた授業もできるのではないかと考えています。

雑談的に、関連したまめ知識を話すことが興味深いとのことであったので、それを継続するようにしている。授業の開始時に問題を配布しているが、これは学習内容を把握しやすいということで、継続して実施している。文字が読みがたい、板書をすぐに消す、といった問題が指摘された。これを解決すべく、板書を読みやすく、かつすぐに消さないように工夫した。これらの結果、「授業に関して改善してほしい項目」は一回目にくらべて2回目では減少していたし、「大変良いので続けてほしい項目」は増加していた。授業に対する満足度も、
一回目は 十分満足 27、ある程度満足 33、多少不満 1、大いに不満 0、が、
二回目は 十分満足 35、ある程度満足 20、多少不満 0、大いに不満 0、
とこれらも大いに改善されていた。

1回目のアンケート、2回目のアンケートとも学生から改善の要望はなかった。今年度はパワーポイントをあまり用いず、板書中心の講義を心掛けた。この点に関して、学生には評判が良かったようである。その他、我々は常識だと思っている専門用語は極力使わず、使うときには必ず丁寧に説明を行った。このことが、学生からの「説明が分かりやすい。」という評価につながったのだと思う。

第1回のアンケートの時に進行中であった、毎回のレポート課題→採点→説明プリントを添えて次の回返却、というサイクルを最後まで続けた。また、講義内容と関連の深い短編の科学映画を紹介する回も設けた。本科目は、去年までは、今春定年になった先生がずっと担当していたので、私としては初めての担当で、かつ、化学の他の分野にリンクして行く大事な科目であることから、始める前は不安もあったが、期末試験で不合格になった学生がわずか数名、という結果からは、まずは成功の部と考えている。ただし、宿題の解説をして欲しいという希望については、毎回充分対応し得たとは言いきれず、第2回のアンケート中で何人かの学生から指摘を受けた。これは、とりあえずは、引き続き後期に開講する科目(必修)の中で工夫することにしたい。

「黒板の字が読みにくい」というコメントがあった。これに対して、漢字をくずさずに、大きく楷書体で書くように心がけた。受講生からのコメントで「講義中のいくつかの説明が理解しがたい時があった」ということがどういう意味なのか、これだけではわからなかった。これに対して、一つ一つの口述文を長くせずに短く区切ること、十分理解できる内容でも平易な言葉、用語を使うようにするなどの工夫を行った。

おおむね比較的良い評価をもらっているので、次年度以降もこの状況を続けたい。改善要求があったのは「板書の見やすさ」であるが、この点はできるだけ改善に努力したいと思う。

できる人とできない人に分けて授業をして欲しいという意見については、現状では対応できないことを説明し、与えた課題が早く終わった学生に対しては特別な課題を更に与える形で対応している。この授業のレベルは、全体の95%が授業内容についてこられる程度に設定しており、ほぼ予定通りの結果が得られている。

教科書についての不満があり、内容や価格も含めて来年度分は検討したいと考えている。後からノートを見るとわかりにくいとの意見があったが、講義を聞いていれば理解できるはずだと考えている。板書をキーワード+解説だけでなく文章化するとわかりやすいかもしれないが、それでは板書ではなくなってしまう。何でも書きたいことを書くことがアンケートではなく常識をもったアンケート記入をしてもらいたいと思う。出席を取るなとか朝一番に講義があることへの不満も同様である。試験へのヒントについては、今後は齟齬がないように充分注意したい。次年度以降、少しづつではあるが、補足資料も準備したいと思う。

 

スライド中心の講義形式について改善要求があった.スライド枚数を90分で10-15枚と必要事項のみに限定するようにした.スライドで映写したファイルをホームページで公開し,必要に応じて学生が活用できるようにした.スライド映写と板書を併用し,ノートが取りやすいスピードに抑えた.などの工夫をした

 

これまでの経験から、初回のアンケートの結果より、2回目が評価の下がることは予想していたが、今回も同様であった。前半より、後半の方が内容的に難しくなるのがその理由と考えるが、次年度以降、授業の組み立てに工夫したい。説明や板書については、多くの学生が、わかりやすい、見やすいと評価してくれていたが、一部には逆の評価もあり、この辺は、どう判断すればよいのか迷うところである。学生の意見としては、ペースが速すぎるという指摘が多かった。今後、その点を改めたい。

 

1回目,2回目のアンケートともに,学生から「わかりやすい」,「教え方が丁寧」などの評価が多かった.また,授業中の演習も学生から「どこが分かってないか分かる」など評判が良かった.また,試験の結果も今年度は好成績であった.こう書くと良いことばかりのようだが,実はそうではない.「わかりやすい」授業を目指すあまり,当面は必要でない歯ごたえのある「わかりにくい」内容は省略したのである.また,試験も授業中にやった演習問題を復習しておけば解けるような問題だけにしたのである.はたしてこれで良いのか? やはり,まずいと思う.来年度は,「わかりにくい」内容も適当に加えたいと思う.また,本当に理解していないと解けないような試験問題も(少しだけ)出したいと思う.

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